「除細動」という言葉はご存じでしょうか。心臓は、定期的にリズム良く伸縮することにより、全身に血液を送る役割を担っています。
ところが、外傷性ショック(強い力が心臓に掛かる)や心臓の周りの血管が詰まる狭心症や心筋梗塞等が起きると、そのリズムが崩れ、細かく痙攣する状態になることがあります。こうなると血液の流れが悪く、放置すると死に至ります。
この状態を一刻も早く改善するため、細かく動く心臓に電気ショックを与え、除細動をする機械がAEDという機械になります。
とても精密な機械であることや、使用する機材も定期的に点検・交換する必要があり、その機会を利用してAEDの使い方のレクチャーを受け、皆でこれを使えるように勉強します。
機械の操作そのものは難しくありません。簡単な図が添付されているし、スイッチを入れると、音声で指示が出ますので、その通りにすれば誰でも出来る操作になります。
この日は、春日居地域事務所、会館指定管理、春日居ふれあい工房、支援センター職員と利用者が一緒になって体験をしました。
春日居福祉会館にはやまゆりの湯の利用者もいて、使用するかもしれない度はとても高いのです。誰でもがいつでも使えることを目指し、皆で体験をしました。
音声の案内通りに行えばよい、というのは皆が分かったことですが、いざというときに果たしてスムーズに出来るのでしょうか。大事なのは皆で関わること。助けあうこと。慌てず確実に行うことで、助かる命は確かにあるのです。
初めてAEDを触るという方もいましたが、皆が一通り作業できるようになりました。
様々な方が利用する春日居福祉会館です。どうぞ安心してご利用ください。