居宅介護支援事業所の今月の勉強会では、笛吹市社会福祉協議会の地域福祉課による「防災対策の取り組み」について学びました。また、ケアマネジャーとして災害に備えどのような意識をもち体制づくりをしておく必要があるかの確認や課題等を話し合いました。
「地域福祉課(1)御坂町(2)八代町・・・」の現状を伺いました
(1)御坂町二階区の取り組み・・・
*ボランティア・福祉推進員が中心となり毎年の防災訓練の他、「災害時安心カード」の作成、「見守り隊」の発足をし、地域のつながりを深め災害時の対策に努めている。
(2)八代町森の上の取り組み・・・
*社会福祉協議会地域福祉課が地域住民の方と活動しているサロンがきっかけで、部長・民生委員・組長・消防団が中心となり「防災マップ」を作成。
地域の課題として実際に要援護者(1人で避難することが難しい方)がどの程度いるのか?ということの把握が必要であったり、要援護者の方々を日頃からどのように見守り、災害時にどのように対応できるかを検討⇒災害時要援護者登録カードの推進、新聞配達員・牛乳配達員・ガス業者・宅配業者等との連携を行い見守りを強化していく。
以上、地域福祉課が取り組んでいる内容を学びました
*当事業所(ケアマネジャー)としての取り組み
(1)安否確認用の利用者台帳を作成している(毎月更新)
(2)サービス計画書の内容に指定避難場所を明記し、担当者 会議(利用者及び家族に関わっているサービス事業所や 医療及び地域関係者等の話し合い)にて災害に備え、役 割の確認や意識付けを行っている。
(3)サービス事業者の緊急時一覧表を作成している。
実際、ケアマネジャーがどこまで予測性を持ちながら伝えることができるか・・・?ということもありますが、ご利用者やご家族がまずは自身で身を守る方法を考える機会を設けたり、市や地域の防災対策を知っていただくこと、もしもの時のために日頃から備えていくことの提案を行っています
今回の勉強会では地域福祉課の職員から話しを聞いたりケアマネジャーとしての振り返りを行い、改めて災害時に活かせるように、日頃から地域や隣近所、行政を含めたチーム作りを行うことや顔の見えるつながりをもっていくことの大切さを感じました。また、このことがケアマネジャーとしてご利用者及びそのご家族様の安全と安心した生活が継続できる支援であると思っています。