2月10日(金)午後1時から、支援センター主催の「地域啓発セミナー研修会」を開催しました。
当日は、50名以上もの方々が集まり、新聞社が取材に来たりと、セルフ(自助)ヘルプグループの関心の高さを表していました。
第1部は、「セルフヘルプグループ活動 共に支えあう仲間の活動」
という題目で、佛教大学社会福祉学部教授の中田智恵海先生が、自身の活動・実践してきた経験に基づいて、講演を行いました。
第2部は、「セルフヘルプグループ活動の現状と課題・・・そして、これから・・・」ということで、
現在県内で活動している、
・虹の会(精神障がいを持つ仲間の会)
・認知症と家族の会(さつきの会)
・ぶどうの会(山梨不登校の子どもを持つ親たちの会)
・笛吹市障害児者家族会(NPO法人ありがとう)
の4団体が、会の立ち上げから現在に至るまでの経緯と現状、そして課題について、パネリスト形式として発表し、中田先生がアドバイザー、地域福祉課職員が、コーディネーター、地域福祉課課長、市福祉総務課リーダーが参加し、活発な話し合いが行われました。
ポイントとして
・セルフヘルプグループには、様々なグループが存在し、当事者同士が悩みを共有し、自己決定を手助けするグループだということ!
・立ち上げ時は、リーダー的存在の人がいて、その人が中心となり会を大きく活性化していくが、次第にリーダーに負担が集中し、その後を引き継ぐ後継者がいないということ!
・専門職と当事者はそれぞれ、できることできないこと双方ともにある!
・小さく弱い団体だけに、横の連携が必要!
・最終的にはセルフヘルプグループは、自己改革から社会改革を目指すので、小さな争いは、大儀(社会改革=共通の目的)のためには不毛。
★ 誰もが障がいの当事者になってもおかしくありません。その時に当事者同士が、ありのままの状態をさらけ出し、自分らしく、誇りをもって生きてくために、セルフヘルプグループは必要です。
しかし、現在県内のセルフヘルプグループの活動はまだまだ発展していません。当事者がどこにアクセスすれば良いのか分からないのが現状です。
笛吹市社会福祉協議会では、今後も「つなぐ」をキーワードに、顔が見える関係、当事者同士を繋ぐという支援を、さらに力を入れて取り組んで行きます!