地域で生活する障がい者は、障害者手帳の有無を含め、人口の1割程度と予測されています。その全ての方が、何らかの支援を必要とはしていませんが、障がいの無い方々と比較すると、まだまだ社会に参加しにくい状況であります。
そんな、地域で暮らす障がいの方々とボランティアさんや市民の方々、サービスを提供する事業者など、様々な人達が交流する機会が、9月16日の土曜に行われたボランティアカフェでもたれました。それぞれの思いを自由に語り合い、活動を知り合うため、多くの方が参加していました。
カフェは参加者がいくつかのグループに分かれ、自己紹介をすることから始まりました。
笛吹市障がい者自立支援協議会の当事者・家族部会の皆さんは、防災訓練などで使用した「お手伝いバンダナ」の説明をして、皆さんへ参加・協力の呼びかけを行いました。
支援センターの活動にいつも参加している利用者さんやボランティアさんも参加。日頃の活動の様子などを皆さんに紹介していたり、会社勤めをしている障がい者の方は、現場でどのような工夫や支援を受けているかを報告する等、様々なことを語り合っていました。
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ボランティアカフェ 障がい.pdf
また、こういた機会に初めて参加するといった方や、「自身の障がいについて語ってはいけない、恥ずかしい」と心を閉ざしていた方が初めて人前で自分の事を語る場面もあり、皆が心動かされる時もありました。
当事者を支えるご家族の思いや、障がいの方のお手伝いをしている住民の思いなど、話しは尽きません。
最後には、各グループで話されたことを発表し合い、「また皆さんで集まりましょう!」と気持ちをひとつにして、カフェはお開きとなりました。
障がい者差別解消法などの施行による障がい者理解への取り組みなどは進んでいますが、まだまだ踏み込めない、乗り越えられない課題も多く社会に存在します。大事なのはこの日話されたことを「お互いが知る」事からはじめていくことだと思います。
次の機会には、更に多くの方の参加を!
p/w suzuki