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山梨県笛吹市社会福祉協議会のサイトです。
4月18日の山日新聞の「ぶんくら」欄で、支援センターが関わり開発した「笛吹市災害時お手伝いバンダナ」の記事が掲載されました。
これは、笛吹市が行う自立支援協議会の部会のひとつである、当事者・家族会と、笛吹市障害者団体連絡協議会が何度も何度も協議を重ね、色々なサンプルを作成し、バンダナの大きさや配色、文字の大きさなどを確認し、その上でやっと今年になって作成できたバンダナです。
以前から地域の防災訓練に障がい者が参加する試みを行ってきました。(このサイトの、他のブログを参照して下さい)こういった機会に、当事者も救助する側の人たちも同じように身に着けてもらい、防災訓練に参加することや、市内各地区の民生児童委員会での発表、市外の様々な協議会等で普及活動を続けてきました。
また、今期に発行された最新版の公報である「かけはし」にも、ふえふき通信にてこのバンダナの紹介が掲載されています。「かけはし」の記事も是非参照してください。
なお、このバンダナは1枚500円で販売し、増版のための作成費用としています。ぜひ多くの方々に購入をお願いします。
問い合わせは、支援センターふえふき 055-263-1777 へお願いします。
3月27日、午後1時30分から、笛吹市学びの杜みさかに於いて、「障がい者の権利擁護」研修会が開催されました。これは笛吹市の委託を受け、支援センターが開催しています。
講師は、國學院大學法科大学院教授 で弁護士、また全国権利擁護支援ネットワーク代表を務める佐藤彰一先生でした。
司会者は、当事者家族会の高野さんです。
研修会の前に、協賛である笛吹市自立支援協議会の小林会長から佐藤先生の紹介をして頂き、また笛吹市福祉総務課飯島課長さん、笛吹社協の橘田常務から開会挨拶を頂きました。
まず、津久井やまゆり園の事件を説明。そこから、権利擁護とはなにか、を丁寧に説明してくれました。
また、佐藤先生にも、障がいを持つ家族がいる事で、普段の生活の中での家族との様々なエピソードを話されました。一緒に外出した時の話、様々なことを決める時、親亡き後のことをどう考えるか等。周りの人達がどのように関わり、どのように対応するか。いずれにしても、とにかく多くの人や機関に関わってもらうこと、と説明しました。
会場の中にも同じ環境で生活する方は、時には涙を流しつつ、また時には大きく頷いて、話に聞き入っていました。
佐藤先生は、「津久井やまゆり園の事件は、この施設のあり方、犯人の背景、地域や入所者家族など、様々な状況を手繰っていくと、差別や偏見が元になっていると思う。ではその偏見や差別はどこから生まれるのだろうか。 結局はその地域の問題であり、我々一人ひとりの問題である。」と説明してくれました。
私たちの中にある差別。偏見。
他人事のように、どこか遠くの地方で起きたことと思えていた事件。
こうやって並べて説明を受けることで、差別や偏見は誰もが意識し、日常の生活の中で振り返ってみていく必要があると、実感した研修会でした。
研修会の後では、基幹相談支援センター職員と社協の地域福祉課の職員の交流会を行いました。いつもの業務の中で感じている権利擁護への思い、法律などの専門的な話し等を分かりやすく話していただけました。
平成29年度もまた、障がいに関することを学ぶ啓発研修を開催する予定です。多くの参加をお待ちしています。
支援センターふえふきでは、市内の障がい者の地域での活動の場の提供を目的に、隔週の水曜日の午前中には家事教室を開いています。
今日は支援センターが入っている「ふれあいの家」の駐車場の桜が開花したことから、皆さんでお花見会を開きました。
五目いなりや青菜のおひたしなどを皆で分担して作ります。また、利用者さんの中には和菓子職人の経験をもつ方もいることから、桜餅も手作りします。
出来上がったら、テーブルや椅子を出して、外で食事会。さすがプロの和菓子職人さんの手作りは最高の出来栄えです。またお稲荷さんも味がしっかり染み込んでいます。
今年は開花が遅れたので、満開の桜の下とはいきませんが、今だけの桜の花に見惚れつつ、作った食事でおなかいっぱいになりました。
支援センターでは、季節毎の様々な取り組みの中で、利用者の方々と共に季節を感じ、外に出る楽しみを広げていきます。
次は一緒に、春を楽しみませんか?
p/w suzuki
3月28日(火)笛吹社協は、笛吹社協本所において
株式会社 地場工務店(御坂町)様と
「ふえふき地域見守りネットワーク」 (以下、見守りネットワーク)の協定を締結いたしました。
現在、見守りネットワークの趣旨に賛同し、協力締結していただいている事業所は、地場工務店様で、56事業所 128箇所となり、
市内に見守りネットワークの輪が広がっています。
この見守りネットワークは、企業から個人商店など様々な職種と協定を結び、幅広く見守りをしていただいております。
▲ 締結式 ▲
地場工務店 代表取締役 地場 亜紀子様(右から2人目)
地場工務店 営業部 課長 沼中 秀司様(右から1人目)
早河会長(中央)
左から御坂地域事務所リーダー、地域福祉課長
ふえふき地域見守りネットワークとは
事業者のみなさまと地域のみなさまにご協力をいただきながら、
日常生活や仕事の中で、
見守る人、見守られる人を特定しない形で、
高齢者や障がい者等の地域の住民をゆるやかに見守っていくものです。
このことにより、
*高齢者の孤立の防止・虐待防止
*認知症の方とそのご家族の支援
*消費者被害の防止
*災害時の安否確認
などの課題に地域全体で取り組んでいきます。
地域福祉課 坂本
「笛吹市災害時お手伝いバンダナ」ができました!!
下の写真のように「お手伝いできます」と「お手伝いしてください」の2つに分かれていて、半分に折って体に巻きます。混乱が生じる災害時に、お手伝いが必要な方とお手伝いできる方が一目で分かるようになり、地域住民がお互いに助け合いやすくなります。
★笛吹川をイメージした青★ ★桃をイメージしたピンク★
このバンダナは、笛吹市地域自立支援協議会と笛吹市障害者団体連絡協議会で何度も話し合いを重ねて作成されました。境川身障福祉会からは費用の寄付をいただきました。
バンダナ作成に関わった笛吹市地域自立支援協議会当事者・家族部会のみなさんです。
「笛吹市災害時お手伝いバンダナ」が出来上がるまでのストーリーは、笛吹市社会福祉協議会広報かけはし平成29年5月号に掲載しますので、ぜひご覧ください
このバンダナは500円で一般に販売する予定となっています。
使い方は自由です。災害時のみならず、普段から使用することもできます。
地域での助け合いが行いやすくなるように、この「笛吹市災害時お手伝いバンダナ」を使用してみてはいかがでしょうか?