5月にオープンした、一宮障害福祉サービス事業所(スマイル)は、開所して3か月を過ぎようとしています。
メンバーさん(利用者さん)も徐々に増えており、忙しい毎日を送っています。
今日は、スマイルで行われているお仕事訓練の一部を紹介します。
1、桃ジャムの最盛期です。
一宮の夏と言ったら桃。その美味しい桃を加工したジャム「スマイルジャム」はスマイルいちのみやの顔となっています。
この桃ジャム。ジャムにするための下処理が本当に大変で、職員も総出で協力しながら作っています。
今からここにある桃の皮を全部剥いて、黒くなってしまったところを削り取る作業を行います。
しかし、写真にある桃は、実はごく一部で・・・
でもメンバーさんは、皆さんに美味しいジャムを食べていただきたいという思いで、頑張って剥いています。
ひとつひとつ丁寧に皮を剥かれ、小さく刻んだ桃を、大鍋でしっかりと煮詰めていきます。施設中に甘い桃の香りが立ち込め、何とも幸せな気分になるのです。
ここで大事なのが、焦げないようにずっとかき回さなければならないということ。熱い鍋と格闘しながらの時間です。
こうして煮詰めた桃ジャムを瓶詰して、社協の地域事務所や八代グリーンファーム、春日居直販所など様々なところで販売をしていきます。
勿論スマイルの施設でも直販しています。
このラベルも、メンバーさんがデザインして、一つ一つ色鉛筆で塗っています。そう、このスマイルジャムは全てにおいて手作りで、世界に一つだけのジャムでもあるのです。
メンバーさんが自信をもって売っている理由がこれで分かるでしょうか? 本当に美味しいんです。でもそれだけではない、メンバーさんの「美味しいジャムを食べてもらいたい」と言う気持ちが乗ったジャムです。是非ともお買い上げいただき、リピーターになっていただきたいと思います。
2、受注作業もやっています。
近くの農園さんである、「見晴し園」さんからも受注の仕事を頂いています。今日は桃の箱を作る作業です。地方発送も出来るしっかりした箱なので、結構固めの段ボールですが、しっかりと箱折をしていきます。ジャム作りもそうですが、衛生面にはとても気を使って作業をするため、全員キャップを被っての作業です。
この作業は、座っても出来る作業です。メンバーさん一人一人に合わせた作業内容をお願いしています。
今年はコロナ渦で受注が減ってしまっていますが、例年ならこの箱だけではなく様々な箱折の依頼があります。
3、送迎車の消毒作業です。
スマイルいちのみやは、利用者さんの体の状態に合わせた車の仕様で送迎が使われています。このコロナ渦でも皆さんが安心して乗車できるよう、送迎車の手すりやシートも消毒をしております。勿論、これもお仕事の訓練です。
この他様々なお仕事の訓練を日々手分けして行っています。どんな方でも、その方の障がいに合わせた仕事が出来るように工夫しています。就労Bのメンバーさんには、一定の工賃をお支払いしています。
現在、就労継続B型の定員20名に対して、1日10名程度の利用となっています。受け入れにはまだ余裕があります。こうやって一緒にお仕事の訓練が出来る方を募集しています。一緒にお仕事訓練をしてみませんか?
また、併設されている生活介護のメンバーさんも、就労継続B型と同じ作業とまではいきませんが、その方に合った作業や手仕事を行っています。
利用については、スマイルいちのみやまで連絡をお願いします。