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笛吹市社会福祉協議会 会長 竹内 稔
皆様には、平素から地域福祉の推進にご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
この度、早河正弘会長の後を引き継ぎ、令和3年6月24日から笛吹市社会福祉協議会会長に就任いたしました。微力ではございますが、『安心して暮らせる幸せあふれる笛吹市』の実現のために力を尽くして参りますので、ご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
さて、近年、福祉の各分野において法制度の整備が進んできている中ではございますが、8050問題や生活困窮、虐待などの深刻な福祉課題・生活課題が私たちの身近なところにも増加しております。
深刻な課題ほど「社会的孤立」の問題と密接に結び付いていることから、その解決には地域社会・住民の力が必要になります。
さらに、新型コロナウイルス感染症への対応など、新たな課題に対しても、地域のニーズに寄り添い柔軟かつ速やかに対応していく必要があります。
社会福祉協議会は、これまで、住民主体による地域福祉の推進を目指し、制度だけでは対応しづらい様々な福祉課題に対して、福祉サービスや相談援助などの個別支援と地域における協働による解決を重視して、住民が主人公となる地域福祉のあり方を追求して参りました。
また、国においては、「地域共生社会」の実現に向けた包括的支援体制の整備を具体化するための重層的支援体制整備事業を含む社会福祉法が令和3年4月に施行されました。
これは、高齢、障害、児童、困窮といった分野ごとの相談を一体化し、それらの財源についても一体的に執行できるようにするものです。
国が提唱する「地域共生社会」の理念や示されている方法は、昔から、私たち社会福祉協議会が考え、進めてきたことと概ね合致しており、これまで社会福祉協議会が進めてきた地域福祉の取り組みが法制化され、公的施策として取り上げられたものともいえます。
地域を取り巻く環境が大きく変化した今、地域福祉の推進を使命とする社会福祉協議会の役割が大いに期待されているのです。
私は約20年に亘り民生委員・児童委員として活動を継続しており、これまで培ってきた経験やネットワークを十分に活かしながら、笛吹市社会福祉協議会の会長として、地域の皆様のご期待に十分応えられますよう、法人の経営基盤を安定させ、職員の資質向上に努め、行政との連携を強化しながら、地域の皆様と一緒に『支え合う地域づくり』に全力で取り組んで参る所存です。
私たち笛吹市社会福祉協議会には地域の皆様の日頃の支えが欠かせません。
今後とも更なるご支援とご協力を、何卒、よろしくお願い申し上げます。