月別ブログ記事リスト
山梨県笛吹市社会福祉協議会のサイトです。
平成30年度の手話奉仕員養成講座も、2月末をもって終了しました。受講生の皆さん、1年間お疲れ様でした。
手話奉仕員養成講座最終日には、一定以上の出席者に対して、社協局長の荻野から、終了証を手渡ししています。
手話は使っていないと忘れてしまうものです。ぜひとも、様々な機会で使って下さいね。
※手話奉仕員養成講座は、笛吹市から委託を受け、社協が運営しています。
一宮夢ふうせんでは、地域に開かれた、地域の皆さんがちょっと立ち寄ってみたいと思うような施設を目指しています。
2月25日の午後。この日は地域の皆さんが来て、オカリナを聞かせてくれました。
障がいの特性によっては、同じ姿勢で長い時間座って居ることが難しい利用者も居ます。
でも、この日はオカリナの音が心地良かったのでしょう。最後までゆっくりと聞くことが出来ました。
演奏会の後は、楽しいお茶会です。
一宮夢ふうせんでは、ゆったりとした時間の中で、皆さんと同じ時を過ごせるような空間作りを目指しています。
また気軽にお立ち寄りくださいね。
一宮ゆめふうせん
一日一日進む春を楽しむため、一宮夢ふうせんでは、3月より地域の方といっしょに「ひな作り」を行なっており、いよいよ完成となりました。
利用者さんは自分の顔に合わせ、粘土で玉を作ります。それに人形にとっての命である「顔」を入れていきます。
春日居ふれあい工房の利用者さんも一緒になって、仕上げをしていきます。
皆さんそっくりのひな人形と、大きなひな飾りのちぎり絵を夢ふうせんに展示しています。ぜひお立ち寄り下さい。
一宮夢ふうせんでした
支援センターふえふきの事業のひとつには、「福祉機器リサイクル事業」というのがあります。
これは、不要になった福祉機器を寄付して頂き、社協にて修理やメンテナンスを行った上で、必要とされる市民の方々にお貸しするという事業です。希望をされる方は、お近くの社協地域事務所までご相談下さい。
車椅子を貸して欲しいという需要はとても多く、地域事務所では複数の車椅子を所有しています。個別にお貸しする以外に、例えば小学校の福祉教育の一環として、車椅子体験等でも使用しています。
今日はそんな車椅子のメンテナンスの様子をお知らせします。
車椅子で、定期的に交換しなくてはならない部品が「虫ゴム」です。写真では右が古い虫ゴムで、左が新しく交換した虫ゴムです。1年でこのようにボロボロになってしまいます。自転車と部品や構造は一緒です。
古い虫ゴムは、黒いゴムが硬くなって、めくりあがっています。こうなるとここから空気が漏れてしまいます。そこで、この黒いゴムを取り去って、新しいゴムを嵌めていきます。
最近ではこのような「スーパーバルブ」という、ゴムの交換が不要で、2,3年は劣化しない虫ゴムもあります。
いずれにしても、タイヤの空気は自然と抜けてしまいます。空気は定期的に補充しましょう。
車椅子の場合、もうひとつ注意をしなければならないのが、前輪です。
キャスターと呼ばれる小型輪ですが、この中心にゴミが絡んで動かなくなってしまいます。
キャスター(前輪)の様子です。
ネジを外すと、髪の毛やゴミが絡んでいます。屋外で使用している車椅子では、ここに水が入り込んでしまいサビで動かなくなることも。
取り除けば、動きも良くなります。
皆さんが安全に車椅子を使えるよう、各事務所に回りつつ、メンテナンスを行っています。
安心して、お使い下さい。
支援センターでは、「障がい者が地域の防災訓練に参加する試み」と称し、各地域で行なわれている防災訓練に、その地域で暮らしている障がい者も参加する事で、住民協働の防災意識を広げることを毎年行なっています。
これは、その方が暮らす地域の役員さんや市役所の担当者、社協の地域事務所などと連携を取り、実施しています。またその様子をビデオ撮影し、他の地域にてそれを上映することで、防災の意識を広く伝えていくことをしています。
これについては、民生委員児童委員協議会や、小中学校での福祉講話、障がい者団体や保護者会の勉強会などでの上映依頼から、市外でも他圏域の自立支援協議会から依頼を受け、様々な所で講義をさせていただいています。
※笛吹社協の過去のブログにて
http://www.fuefuki-shakyo.or.jp/oshirase/2018/11/post-1296.html
富士北麓自立支援協議会にて、防災訓練の講師をしてきました
http://www.fuefuki-shakyo.or.jp/oshirase/2018/10/post-1271.html
防災訓練の取り組みについて
このような活動を山梨県社会福祉協議会でも評価をいただき、山梨県社協が主宰する福祉救援活動フォーラムでも発表して欲しいという依頼を受けました。
「平成30年度 やまなし福祉救援活動フォーラム 災害にも強い地域をめざして」
日時 平成31年3月6日 水曜日 午後1時30分から
場所 山梨県立文学館 講堂
主催 山梨県社会福祉協議会・山梨県民生委員児童委員協議会
当事者のお母さん、本澤さん 石和地区の民生委員 河村さんです
県内各地から多くの民生委員さんが集まり、会場はほぼ満員でした。今回発表するのは、石和地区で実際に防災訓練に参加した当事者の「まゆなちゃん」のお母さんである本澤智子さんと、この地区の民生委員さんの河村直美さん。社協を代表して、支援センターの鈴木が発表しました。
まずはこの防災訓練への試みの説明を行い、防災訓練の様子を撮影したDVDを上映。その際の様々なエピソードを含め、DVDを見ていただきました。
私たちが大事にしているのは、ただ単に災害時に障がい者を避難させるだけでは有りません。まずは、様々な障がいを抱えつつも、皆さんと同じ地域に住んでいる住民であること。しかし、その障がい特性のため、健常者が避難することよりもずっと多くの困難があること。これらを映像で見ていただきながら、解説を加えていきました。
私たち社協が訴えるのは、「地域づくり」です。地域の方も、いざとなったら避難のお手伝いをしたい。出来れば同じ地域での被災犠牲者を出したくは無いと思っています。しかし、その障がい特性のために、お手伝いに躊躇してしまうこともあるのです。
本澤さんも河村さんも、思うところは一緒。障がいがあっても我が子も地域住民。助けて欲しいと願います。河村さんも、民生委員として一人でも多くの住民の幸福追求を目指したい。そんな思いを語って頂きました。
基調講演では、全国社会福祉協議会の薗崎秀治氏が、「平成30年度の被災を振り返る 今被災地では」をテーマにお話をされました。
被災地支援の三原則として「被災者中心」「地元主体」「協働」の3つを挙げています。地元社協では災害時にボランティアをコーディネートし支援に当たっていますが、大事なのは平時からの「協働意識」を高めていくことと園崎氏は言います。まさに、私たちが行っている地域づくりです。
支援センターでは、今後もこの「障がい者が地域の防災訓練に参加する試み」のDVDと資料を持って、様々な地域や団体、教育機関に出向きお話をさせて頂きたいと思っています。
興味を持って頂ける方は、是非支援センターふえふきまで連絡を下さい。また、この他の資料を用いて、障害者差別解消についても説明が出来ますので、お声をおかけいただけるとありがたく思います。
支援センターふえふき 055-263-1777
こんなまちであったらいいな 安心して暮らせる幸せあふれるまちづくり
つなげよう、つたえていこう、温かい心 いさわ
みなさん、こんにちは
今年度も無事に笛吹市委託事業『生活支援員・市民後見人養成現場研修』が修了しました。
昨年1月から一年間、4名の方が現場研修を受けてくださいました。本当にお疲れ様でした
月1回のペースで生活支援員・市民後見人として活動していくための知識を実際の現場のなかで学んでいただき、あっという間に一年が過ぎたように思います。お仕事やボランティア活動の合間を縫って、また、ご家庭のご都合を調整してくださったりと、みなさん、お忙しいなか前向きに現場研修に取り組んでくださっていました
一年間現場研修を終えられたみなさんから『自分のためになり、実践していくために必要なことを学ぶことが出来た』『実習が進むにつれて自分が出来るか不安になることもあったが社協がバックアップしてくれることで安心感を持てた』『まだまだこれからも勉強していかなればならないなあ』との率直なお気持ちをお伺いすることができました
今後も、みなさんが実践活動へ進み、地域のなかでの良き理解者となってくださるよう事務局としてバックアップさせていただきますよろしくお願いいたします
現場研修の内容は下記のようになっています。
日常生活自立支援事業を実際に利用されている方のご自宅へ訪問し、生活支援員の活動を知る
通所介護支援事業所では認知症高齢者の特性や地域のなかでの事業所の役割を知る
地域活動支援センター作業所では対人援助技術や障がい者の特性を学ぶ
市民後見人の事例を知り、実際に活動している市民後見人から実務について学ぶなど。。。
後見センター 今泉
一宮中学校の1学年総合的な学習において
2月8日(金)と2月15日(金)の二週に渡り、「福祉体験」と「福祉講話」の授業が行われました。
まずは、2月8日(金)の「福祉体験」をご紹介します
「福祉体験」では、高齢者や障がい者の状況や心情を理解すること、
介助の必要性や難しさについて考え、感謝や思いやりの気持ちをもつことを目的に
車いす体験、アイマスク・白杖体験、高齢者疑似体験が行われました。
3つすべてを体験できるよう各グループごとに分かれ、それぞれ回り体験しました
車いす体験
体験者・介助者を交互に行い、車いすに乗り、坂道・段差等を通り、乗った感じや操作の仕方などを学び、また水道など普段使っている所を車いすで行うとどんな難しさがあるかを体験しました。
「手は届くけど、水は飲むことができない」と大変さを実感・・・
段差を体感 「介助をするって大変なんだな」
アイマスク・白杖体験
体験者・介助者を交互に行い、視覚障がいのある方にとって目の役割をしている白杖を体験し、介助 の仕方、注意点等を学び、どのような声かけ、支援があったらいいかを考えながら体験に臨みました。
「階段を上るより下りるほうが怖い」と話していた生徒が多くいました。
「あと一段で上り終わるよ」「障害物があるから気をつけて」と声をかけながら、介助にあたっていました
高齢者疑似体験
高齢者疑似体験にあたり、山梨県介護普及実習センターの河嵜様に講師を依頼し、装着の仕方、注意点等を教えていただきました。また、地域のボランティアの箸本様にもご協力いただきました
講師に教えていただきながら、みんなで装着していきました。
ゴーグルを装着して読書「いつもより見えにくいな」
普段見慣れた学校の風景が体験を通してどのように変わったでしょうか。
「高齢者の体験をして、自分のおじいちゃん、おばあちゃんがどういう状況なのか分かり 今回体験をして二人を支えていこうと思えた」
「高齢者体験では思った以上に体が動かずびっくりした」
「車いすやアイマスクの介助がとても難しかった」
「介助するとき、相手が怪我をしないように気を配った」
などなど、たくさんの感想がありました
インフルエンザのため、体験できなかったクラスがありましたが、福祉体験を通して、さまざまな人の「ちがい」を理解することができたのではないでしょうか。
次回は福祉講話についてご紹介します
【福祉教育推進事業】
福祉教育やボランティア体験などを通して、いのちの大切さを学び、児童・生徒の福祉のこころを醸成することを目的として、笛吹市内の小中高等学校を「福祉教育推進校」と指定して、社会福祉協議会より55,000円を上限として福祉教育に関する費用を助成する事業です。 助成の財源は市民や法人の皆様からご協力いただいた社会福祉協議会の会費が充てられています。