前回のブログでは、チャレンジ旅行の報告をしましたが、
今回はそのチャレンジ旅行で起きたことを一つ取り上げたいと思います。
お昼を食べるために皆でレストランを選んでいた時...
私たちのグループには、バギーという子ども用の車椅子を使っている子がいました。
このバギー、普通の車椅子よりも少し大きいのです。
みんなで「ハンバーグのお店にしよう!」とお店に入ろうとすると、
店員さんに「うちの店は狭いので入れません」と、
入店を拒否されてしまいました。
バギーが大きくてお店に入れない
→でも障がいがあるのでバギーは必要
→障がいを理由とした差別・・・?
そこで聴覚障がいのある羽田さんが店員さんに手話で伝えてくれました。
「お店の奥にスペースがあるでしょ!差別はダメ!」
すると、店員さん同士で話し合い、バギーが通れるように
奥の非常口用ドアを空けてくれました。
そして、無事そのお店で美味しいハンバーグを食べることができました。
平成28年4月から始まった「障害者差別解消法」。
この法律では、
1.障がいを理由とした不当な差別の禁止
2.合理的配慮の不提供
を禁止しています。
今回、店員さんは「差別をしよう」と思ってしたわけではないのです。
でも、「差別かな?」と思ったら、障がい当事者さんたちから発信してもらうことが大事です。
今回は、羽田さんがそのことを店員さんに伝えてくれました。
だから、お店側も「配慮すること」について考えてくれたのです。
伝えるということはとっても勇気がいること...
みんなで助け合って、一つの大きなチャレンジになりました!!
<旅行たのしかったね>