最近なにかと話題の「ソーシャルデザイン」という言葉。
全国的に広く浸透しています。
意味は、「どのような社会を築いていくのかという計画、
社会制度から生活基盤の整備に至るまで非常に幅が広い」
―国語辞書「大辞泉」より抜粋―
元々の源流は、1974年ビクター・パパネック(デザイナー・教育者)の著書「生きのびるためのデザイン」が出版され、21世紀の社会的問題の多様化により再度脚光を浴びました。
ユネスコが2007年に定義した「ソーシャルデザイン」とは、
"better design for the greater good"
「おおきなよいことのためのデザイン」となっています。支援センターは福祉的観点から取り組んでいきます。
さて、5月14日(月)に、支援センターふえふき多目的室にて、多機能アリーナについての福祉的観点からの意見交換会を行いました。笛吹市役所からは経営企画課、アリーナ設計者、福祉総務課が出席し、障がいの家族会や聴覚、視覚、身体、精神にハンデがある方々と活発な意見が飛び交いました。
具体的に、バスや福祉車両は入り口まで行けるのか。避難時の際の車いすや年配の方々の動線はどうなるのか。スロープは設置できるのか。イスの幅はどうなのか。車イスのトイレ内での移動は狭くないか。女子トイレは混雑するので増やしたらどうか。などなど検討内容の必要な意見がたくさんでました。また、多機能アリーナは、震災時に避難所として利用ができます。
福祉的な観点からのソーシャルデザインは、ジモトに住んでいる皆さんとともに考えていく必要があると改めて再認識しました。
支援センターふえふきに、設計図、議事録がありますので興味のある方はご連絡ください。
電話:055-263-1777