「コミュニティーソーシャルワークフォーラムが開催されました。」
8月25,26,27日の三日間甲府富士屋ホテルを中心に、北は北海道から、南は沖縄まで、全国各地から350名が参加して、第1回山梨コミュニティーソーシャルワークフォーラム・第17回地域福祉実践研究セミナーが開催されました。
一日目の講演では、日本地域福祉研究所の大橋謙策理事長より、これからの福祉は、市町村が担う事が強調されました。とりわけ、児童福祉や老人福祉といった縦割りではなく、それを横断する福祉が重要であり、それが「地域福祉」であるという内容の講演がされました。
二日目はワークショップが県内4箇所で開催され、笛吹社協では、二つのワークショップが、開催されました。現在地域における福祉課題は広範囲となり深刻化する中で、当会は、個別援助を行いつつその個人を支援している地域におけるサポートシステムを構築するという事を常々意識しながら、事業をおこなって来たことがワークショップのフィールドとなった理由です。
笛吹市介護予防事業「やってみるじゃん」で地域づくりのワークショップでは、合併後の初の市内統一事業であったことから、職員が事業目標を共有し、地域性に配慮した内容で実施しております。区長さんをはじめとして、民生児童委員さん、協力員さんなどが縁の下の力持ちとなって、年間3,000名が参加していただく中で運営が支えられています。現在では、ほぼ全ての行政区の公民館で実施されており、年間15,000人の参加があります。今回は、春日居町桑戸東地区の「やってみるじゃん」の見学をしました。協力員さんは、区長さん民生員さん等11名の地域の方々です。協力員さんからは、「地域の高齢者が元気に地域で暮らしていただくために必要な事業です」、「遠くから引っ越してきて、協力員となってはじめて、地域の方々と挨拶や情報交換ができるようになった」、「協力員の活動は、自分が歳を取ったときのための貯金」等々。また参加者からは「ここに来ると楽しいから休まずにくる」、「みんなと逢えるのがうれしい」等々の声が聞かれました。
やってみるじゃんの中で、参加する高齢者の健康状態、家族の状況、近隣の高齢者の情報などをお聞きし、問題の早期発見に努めつつ、高齢者が、住み慣れた地域において健康でいきいきとした生活を営むことを目的に行ってまいりました。
笛吹市社会福祉協議会 地域福祉課