5月29日(水)、笛吹市内および普段から笛吹市に関わってくださっている介護・福祉・医療の専門職の皆さまを対象に
「専門職のための成年後見制度入門」
の研修会を開催いたしました。



お知らせ
この研修は昨年度(令和6年3月)に開催しました同研修がたいへん好評でしたので、その第2弾として企画したものです。
今回も、健康科学大学の山崎(*さきは山に立つざき)さやか先生をお迎えし、専門職が成年後見制度を理解する必要性や、専門職として知っておいて欲しい知識、医療現場での成年後見人の役割等をお話しいただきました。

「成年後見制度」は認知症や精神障がい等のため、判断能力が十分でない方を法律的に保護する仕組みです。現在、日本では25万人の方が利用している制度ではありますが、潜在的なニーズのわずか2%のみの利用になっていると言われており、今後ますます利用者が増えていくと予測されています。

笛吹市内でも「成年後見制度」の需要は年々高まっており、権利擁護の中核機関である後見センターふえふきにも多くの相談があります。また市民の皆さまの一番身近な、ケアマネジャーさんや相談支援専門員さん、病院のワーカーさんや高齢者や障がい者施設の職員などへの相談も増えており、実際に申立てをお手伝いしてくださることもあります。

↑実際に後見制度の申立てをなんらかの形で支援したことのある方が
4割近くいらっしゃいました。
参加者の意識が高く、熱量の高い研修となりました。


近日中に「支援者のための成年後見制度ガイドライン」および「成年後見制度活用検討フローチャート」、そして情報整理のためのツールとしてお使いいただける「成年後見にかかる調査票」を本会ホームページ上に公開する予定です。ご活用ください。
今後も後見センターふえふきでは、笛吹市の権利擁護の中核機関として普及啓発を行うともに市民の皆さまや専門職の方々が相談しやすい場でありたいと思っています。お気軽にご相談ください。
後見センターふえふき