令和6年1月20日、石和図書館視聴覚ホールにて、笛吹市朗読ボランティア発表会が開催されました。
支援センターも、皆さんの活動のお手伝いと、定期に発行される「声の広報」を依頼しています。朗読発表会は、コロナウイルス感染症のため、ずっと休止をしていました。その間にも、オンラインで開催することも提案したのですが、皆さんはやはり対面開催が良い、生の声でやっていきたいということから、開催できるまで待ってみようという意見でした。
そして、コロナが5類に移行したこのタイミングで、ようやく開催することとなったようです。朗読は、皆さんの前で披露してこそ、朗読です。
朗読会には、挨拶として市長も、我が社協の会長も参加していただきました。会場には、サークルのメンバー以外にも来場者があり、皆さんで楽しむことが出来ました。
支援センターとして、1名の職員が一緒に付いて、会場の設置や写真撮影など、協力させていただきました。
最後には、ジチョーも一言挨拶をさせていただけるというので、日頃の朗読奉仕員としての皆様の活躍を披露させていただきました。
声の広報は、市が発行する「広報ふえふき」を朗読・録音し、CDにして郵送するサービスです。市の広報は市が責任をもって市民に情勢を伝える手段として重要なものですが、視覚障がいの方にも漏れなくなく伝える責務はあるのです。それが「障害者差別解消法」です。
この法律は、障がいがあっても他の方々と同じ生活が出来ることを皆で考えていこうという共生社会を目指す法律です。朗読ボランティアの皆さんは、視覚障がいの方々にも出来るだけ同じタイミングで届けたいということから、素早く原稿を用意し、短時間に録音を行い、発行をしていただけます。特に、現在ではパソコンを使っての録音・編集作業をしていますが、慣れないパソコン作業に皆さん真剣に取り組んでおられます。
何よりも、自分たちがやっていこう、運営していこうという前向きな気持ちがとても素晴らしい。
支援センターは、朗読奉仕員養成講座を開催し、朗読ボランティアを養成する立場ですが、その教室ですら、皆さんが自主的に活動を行い、先輩ボランティアが受講者の面倒を見てくださるのです。「教えてあげる」のではなく、「皆で一緒にやっていきましょうね」という気持ちが、とても心地良い活動になっています。
この日はそれらの活動の先にある発表会です。今後も多くの方に参加いただきたい思いもあり、また応援する意味でも、ジチョーも飛び入り参加させていただきました。
色々な意味で、楽しく参加させていただいた1日でした。そして、やはり色々なところで、朗読ボランティアの皆さんの活動を伝えていかなければと思いました。
さて、この日は朝から社会福祉士会のスーパービジョンの講義があり、講師をしてきました。終わってから慌てて朗読発表会の会場入りで終演までお付き合い。そして次の日はスマイルいちのみやの講演を行い、午後からボランティアの集いに参加と、2日間フルマラソンで福祉漬けです。頑張るぞ。