視覚障がいの方々に、毎月「広報ふえふき」を音声CDにして届ける「声の広報」事業では、朗読ボランティアの皆さんが朗読・録音・編集を行い、CD配布を行っています。
2時間の講義です。最後には全員が録音・編集のおさらいが出来ました。
この「声の広報」は、以前は録音専用機器を使用していましたが、その機械では編集や録り直しの作業が大変な事や、専用機械が多くないこと、機械もバージョンアップしないことから、パソコンを使った録音・編集に切り替えています。
とはいえ、誰もがパソコンを使えると言う訳ではありません。確かにパソコンは便利な機械であり、すでに家電製品と言っても良いくらい普及はしていますが、「使いこなす」までには大変な労力が必要です。
この録音・編集作業も同じ。朗読ボランティアに参加する前は、パソコンなど触ったことのない方も居るくらい。特にボランティアの活動に参加される方は、高齢のボランティアの方も多いのが現状です。基本は、毎年行われている「朗読奉仕員養成講座」の中での学びと、年1回の勉強会は行いますが、まだまだ足りないという要望はありました。
そこで、少しでもパソコンの録音・編集に慣れようと、朗読ボランティアさん達の希望を叶えるべく、勉強会を開催しました。
講師は朗読奉仕員養成講座からの流れで武藤先生にお願いしました。
若者でなければパソコンなんて・・とおっしゃられた方も、2時間で録音作業が出来るようになりました。
分からない事は仲間内でも共有しながらパソコンを覚えます。
2時間の講義です。最後には全員が録音・編集のおさらいが出来ました。
支援センターでは、朗読奉仕員養成講座に参加される方全員分のパソコンを用意し、いつでも個人で練習が出来るようにしています。マイクや録音の周辺機器も同じように揃えることが出来ました。
朗読ボランティアの皆さま、お疲れ様でした。視覚障がいの方は、毎月「声の広報」を楽しみにしています。皆さまの努力のおかげです。また、年齢を超えて新しいことにチャレンジしようという皆さまの向上心には頭が下がる思いです。
支援センターでは、こういったアフターフォローの体制も整え、ボランティア活動支援をしています。
今後共よろしくお願いします。
また、この場で使用するパソコンの寄付を募っています。出来ればウインドウズ7以上のノートパソコンを使いたいと思いますので、寄付しても良いという方は、支援センターに連絡をお願いします。
こちらで、手入れをした上で、ボランティアさんに貸し出しをしています。
ご協力をお願いします。