3月16日、YBSの夕方のニュースの特集で、「手話と生きる」をテーマにした特集がありました。これは東北の震災から11年目を迎え、障がい児者に関わる様々な取り組みが地域で広がっていたり、東北の被災者の中での聴覚障がいの方々の困りごとがテーマの映画になったりということがあり、YBSでは聴覚障がいの手話という情報伝達手段を取り上げて10分程度の特集を組みました。
その中で、笛吹社協の取り組みが紹介されました。笛吹市在住の羽田さんが防災訓練に参加する様子の動画も流され、支援センターふえふきもインタビューに答えましたが、その様子が放送されました。
笛吹市のこの取り組みは、社協をはじめ、当事者団体(羽田さんが会長です)や笛吹市自立支援協議会、当事者家族会、市の防災課、羽田さんの地域の住民の皆さん等、様々な方々の協力の元、平成25年に実施されました。この取り組みは毎年継続され、聴覚の障がいの方だけではなく、視覚や知的障がい、精神障がいの方など様々な方が当事者として参加され、実施する地域も笛吹市内の様々な地区で実施されました。
この防災訓練に参加する試みは、DVDなどの映像にし、様々な地区や学校で上演と説明を行いながら、障がい理解を深める教材として活用しています。これらの取り組みも評価され、今回のニュースの特集に繋がりました。
YBSには、こういった活動へのご理解をいただき、ありがとうございました。感謝します。また、羽田さんをはじめ、様々な市内の障がい児者への理解啓発を社協として、今後も継続していきます。
昨年や今年はコロナ禍の影響もあり、防災訓練のような集団になる取り組みは避け、また違う形での防災の取り組みを継続しています。
今年度の活動です。
障がい児者の皆さんに限らず、全ての住民の皆さんが、安心して生活できる共生社会の地域を目指し、日々努力を重ねてまいります。今後もよろしくお願いします。
支援センターふえふき 所長 鈴木勝利