支援センターふえふきの事業のひとつには、「福祉機器リサイクル事業」というのがあります。
これは、不要になった福祉機器を寄付して頂き、社協にて修理やメンテナンスを行った上で、必要とされる市民の方々にお貸しするという事業です。希望をされる方は、お近くの社協地域事務所までご相談下さい。
車椅子を貸して欲しいという需要はとても多く、地域事務所では複数の車椅子を所有しています。個別にお貸しする以外に、例えば小学校の福祉教育の一環として、車椅子体験等でも使用しています。
今日はそんな車椅子のメンテナンスの様子をお知らせします。
車椅子で、定期的に交換しなくてはならない部品が「虫ゴム」です。写真では右が古い虫ゴムで、左が新しく交換した虫ゴムです。1年でこのようにボロボロになってしまいます。自転車と部品や構造は一緒です。
古い虫ゴムは、黒いゴムが硬くなって、めくりあがっています。こうなるとここから空気が漏れてしまいます。そこで、この黒いゴムを取り去って、新しいゴムを嵌めていきます。
最近ではこのような「スーパーバルブ」という、ゴムの交換が不要で、2,3年は劣化しない虫ゴムもあります。
いずれにしても、タイヤの空気は自然と抜けてしまいます。空気は定期的に補充しましょう。
車椅子の場合、もうひとつ注意をしなければならないのが、前輪です。
キャスターと呼ばれる小型輪ですが、この中心にゴミが絡んで動かなくなってしまいます。
キャスター(前輪)の様子です。
ネジを外すと、髪の毛やゴミが絡んでいます。屋外で使用している車椅子では、ここに水が入り込んでしまいサビで動かなくなることも。
取り除けば、動きも良くなります。
皆さんが安全に車椅子を使えるよう、各事務所に回りつつ、メンテナンスを行っています。
安心して、お使い下さい。