自立支援協議会 当事者・家族部会では、石和温泉駅改修のための話し合いを重ねる中で、すでに先進的にユニバーサルデザインを取り入れている駅を実際に見たい・学びたいという意見が多く寄せられました。
山梨では車での移動が主です。それはどうしても公共交通機関が発達していないという事も有りますが、ハンデのある方が利用しにくいという面も有ります。
では、最近改修が進んだ東京駅はどうなのだろう、障がい者が多く利用される国立駅等はどのような工夫がされているのだろうという思いが皆さんの思いとして広がってきました。
そこで、
1、実際の駅を見て、石和温泉駅改修の意見のための参考にしよう。
2、自分で切符を買って電車に乗る体験をして、社会参加の意識を持とう。
3、身体障がい、精神障がい、知的障がいと、当事者も自身の障がいを固めたがるが、年代もバラバラな様々な障がい者が互いに協力し合って動いてみよう。
という目的を持って、3月8日(日)に、ツアーを組んで出かけました。
まず山梨からは、バスに乗って国立の駅まで移動。参加者の約束として「お互いがお互いを助け合う」こと。車椅子の方と言うと「家族や専門の職員が介助するもの」という考えではなく、お互いができることをしましょうという意識です。
国立駅では、ストレッチャーのまま乗ることが出来るエレベーターを見学。ここでは実際に電動車いすの上にストレッチャーを載せるように製作した車椅子の方に居合わせることができました。その方は電車を使って移動していました。
さて、そこから先は自身で切符を買って、中央線で東京駅へ。初めて切符を自分で買う、初めて電車に乗る体験者も多くいます。勿論、自身、或いは仲間同士で行うのが原則です。
「電車に乗るのに、車体とプラットホームの間はどうするの???」
こういうときは、事前連絡さえあれば、駅員さんがスロープを用意して降車駅で待っていてくれます。
これもあれも冒険です。