支援センターでは、障がい者の補装具や車椅子等の福祉機器の相談も受けることがあります。
補装具や車椅子は、その方の障がいの様子により給付対象となります。基本的にはその方に合わせて製作されるものです。まずはお住まいの市町村の窓口で申請となります。
また、申請すればすぐに給付されるものではなく、専門医のいる専門機関の判定を受けて、製作業者と協働にて本人の体に合わせていくという工程にて本人に引渡しとなります。甲府での専門機関は福祉プラザとなります。
この日は、短下肢装具の作成のための仮合わせに同行しました。福祉プラザの3階にある、障害者相談所にて待ち合わせて、本人、指定医、作成業者、担当者などと一緒に判定を受けます。
脳血管障害の後遺症のために、左側の麻痺がある方です。足首をしっかりと曲げられ、足の裏全体で体重を支えられるような構造です。体重が掛かる足首を固定するために、しっかりしたプラスチック素材でありつつ、出来るだけ軽量になるような装具となります。各関節をしっかりと押さえ込むためのベルトも、ミリ単位で調整します。
この後、更にもう一度調整と仮合わせで相談所に行かなければなりません。時間と手間が掛かることと、何度か福祉プラザに行かなければならないことなどありますが、体にマッチしない福祉機器はとても危険で、逆効果になることもあります。そのために、様々な専門家が関わっているのです。
基本的には、本人が障害者相談所にて判定を受けるのですが、例えばコミュニケーション障害がある場合などは、我々相談員が同行する場合もあります。
福祉プラザには、様々な福祉機器が展示され、カタログなども用意されています。一度、展示場所を覗いてみてください。
w/p suzuki