自分達の活動を世に広める、実践研究を行なう、などと言うと、とっても大それた話になってしまうのですが。
要は様々な福祉に関する諸問題を、専門的な視点で解決に繋げていくのが私たちの仕事でもあります。
諸問題を抱えた方々に対する活動を、「対人援助」と言います。我々社協の職員は、全員が対人援助を行ないます。AさんにはAさんの問題、BさんにはBさんの問題と、人の数だけの問題が存在します。しかし、世の様々な問題を専門的な職員だけが解決するとなると、恐らく人の数だけ、笛吹市の人口分の専門家が必要になるでしょう。
ではどうしたらいいのでしょうか。
Aさんの問題と、Bさんの問題の違いは何か、また同じところは何か。こうやって色々と研究し、手立てを考えていく。
また、解決に当たるのが専門的な職員だけではなく、もっと分かりやすい形で皆さんと協働出来ないか。その方法をどうするのか。
そう言う事を、ひとつの会社だけで考えずに、同じ専門的な仕事をしている皆さんで考えていきましょうというのが、この「ソーシャルワーク実践研究発表会」です。
今年は11月8日(日)、山梨学院大学を会場に行なわれました。
支援センターからは2名が参加。全5題の発表中、2題を笛吹社協が行ないました。
「1年目のソーシャルワーカーがぶつかった相談支援とは 意思決定支援ってこういうこと?」
を浅川花恵が。
「ゴミ屋敷と呼ばれる現象の事例から」
を鈴木勝利が発表。これは昨年に続き、連続での発表になります。
特に浅川の発表は、「1年目の職員がここまで考えるとは素晴らしい」と、参加者全員から高評価を得ることが出来ました。
私たちは、こうやって関わりの中から様々なことを学び、それを共有する事によって皆様から学びなおす事を繰り返しています。
また、市内の障がい者に関わる諸問題を話し合う場として、自立支援協議会の相談支援部会に参加。月に2回の事例検討会を開催し、ここでも色々な視点や思考を学び合っています。
こうやって、様々な活動の様子や研究の成果を、色々なところで発表し、皆様と歩んでいけたらと考えています。
P/W suzuki