2015年3月。石和温泉駅橋上駅舎が完成しました。すでに供用は開始されていて、新しい石和温泉の顔となっています。
さて、この駅舎。以前から自立支援協議会を通じ、行政のまちづくり整備課担当者との間において、様々な障がいの方々から意見を取り入れ、具体化するように意見交換会をしてきました。結果、ユニバーサルデザインを多く取り入れた「誰でも使いやすい」設備となっています。
例えばトイレ等の案内盤や多目的トイレの広さ、エレベータの規模や点字ブロック。様々な「使いにくさ」をお互いの共通の話としました。勿論予算やその規模等ありますので、全てが理想的な状態とは言えない部分も有りましたが、「誰にでも優しい駅舎にするためには」という思いで話し合いを重ねました。
そして、今回。供用開始されたことから、駅舎のユニバーサルデザインの説明会が開催されました。自立支援協議会からは当事者家族会の方々、支援センターからはデイケア利用者の皆さんが参加。行政からはまちづくり整備課や障害担当、JR石和温泉駅の助役さん等から、設備の説明を受けました。
駅前広場にて集合し、皆さんで顔合わせ。
大まかな流れの説明をうけました。
まずは多目的トイレと歩道、案内盤の説明です。
視力の障がいの方のために、音声で案内をしてくれる子機の導入、点字ブロックの配置の工夫等、外に面した設備から始めました。
担当者によると、こういった外にある機器は破損や盗難が多いとのこと。それも故意による事が中心とのことです。
P/W suzuki