足元が悪い中、30名の方が参加し「受容」を中心に一日通し、よき学びの機会となりました。
午前中は、判断能力が不十分な人の支援に必要な「対人援助の理念と基本的な方法」について「福祉後見事務所ほたり」社会福祉士宮沢秀一氏に講義をしていただきました。
グループワークを取り入れながら「生活支援員・市民後見人」として活動する上で必要となる「倫理観」・「原則」・「コミュニケーション技術」など幅広く学び理解を深めることが出来ました。
午後からは、「育てよう!かけがえのない一人ひとりの人権」-あるがままの私を受け止めて-と題して主に2つの事例を基に「河西社会福祉士事務所」河西俊文氏に講義をいただきました。
お茶の時間でほっと一息、受講者の方々が和んだ後
「対象者の受容」と題しイソップ童話の「北風と太陽」をアレンジした事例をもとにグループワークを実施
コートを脱がすために支援者は、北風のような強行な方法と太陽のような穏やかな方法、それぞれの違いや自分だったらどちらの方法で支援するかなど活発な意見交換が行われました。
講師から、支援の仕方には様々な方法があり、必ずしもどちらかの方法でのみで支援しなければならない訳ではなく、その時の状況や対象者に合わせて使い分ける必要があることを総括していただきました。
当日のアンケート結果から、午前午後グループワークを含め全体で「十分理解できた」・「ある程度理解できた」と回答をいただいた方が97%
コメントでは、「グループワークが多く、講義だけでは解りにくいところも学べた」「様々な意見交換もできよかった」など多くの受講者から満足のいく内容であったと回答をいただきました。
5月末現在、生活支援員・市民後見人養成研修、フォローアップ研修で学び「生活支援員:2名、法人後見支援員:1名、市民後見人5名」計8名が地域で支える権利擁護の活動に取り組んでいます。
この事業は、笛吹市福祉総務課から市民後見人養成事業の委託を受け開催しています。