まりなです
石和にある「ふれあいの家」には、現在社協石和地域事務所と支援センター。地域活動支援センターのさくらハウス、子供の施設としてゆうゆうゆうと、4つの事業所が利用しています。
ここには多数の方が来所することから、利用される皆さまの安全安心のために年に数回、防災訓練を行っています。
5月29日は火災を想定した訓練でした。
出火場所を2階と想定。消火器による初期消火と的確な避難誘導を目指し、確実な声かけと確認。ここは様々な障がいを持った方が集まる所です。ベルの音にパニックにならないよう、また小さな子供を連れたお母さんにも、落ち着いた避難が出来るように誘導します。
消防署の署員の説明と指導を受けて、いざ(と言う事が無い事が一番ですが)と言う時の対処を学びました。
その後は、地震体験車による地震の体験です。
東北の地震は過去に無い揺れを発生させました。阪神の地震では揺れの後の火災が大きな問題となりました。今回は震度5強から震度7と、実際に起きた大きな揺れを再現していました。
これがものすごくて・・・「揺れ始めたらテーブルの下に潜り、テーブルの脚に捕まって頭を隠すように」と指導を受けてから乗車、したのですが・・・。
揺れがとても激しく、頭を隠したくてもなかなか隠れない! 一緒に体験した利用者さんも、結局揺れが収まるまで身動きが取れない状況でした。話で聞く揺れる感覚と、こうやって実際に体験する感覚はやはり違います。
事前に隠れるという指導を受けていたにもかかわらず、揺れたら思うように動けない。これで事前に指導が無かったら、対応することは出来なかったと思います。
今回は職員のみならず、利用者の皆さんも、また子供を抱えたままのお母さんもこの大きな揺れを共有しました。
地震が起きたとき、とっさの判断と行動で被害状況も大きく変わってきます。だからこそ、平時で行われる防災訓練がとても大切なのだと思いました。
またこの様子は後日動画でもお知らせいたします。
まりなでした。