岩手県釜石市に社協が運営する災害ボランティアセンターへ、笛吹社協としては2度目の協力派遣で伺いました。
現地での業務内容については、被災者からボランティア要請があった際に、ボランティアを派遣しても安全か否か、事前に現地を調査することでした。
被災された方々と直接お話しすることができまた、被災現場をこの目で見ることで、改めて自然のエネルギーの大きさを感じました。
現地調査をする中で、被災者の方からこんなお話を伺うことが出来ました。
被災当初「解体予定の建物なので中には入らないでください」と家主に釜石市から連絡があったそうです。ところが、震災から4ヶ月が経過し、今度は「衛生面の問題から「建物内部の泥だしをするように」と、以前とは矛盾した要請が来ました。家主も市からの要請に困惑し、一人では対応できず、ボランティア派遣を依頼していました。
ただ、家主の方は、そんな行政の対応に苦言を呈したかったわけでもなく、今もこうした困惑した状況がある中で、行政も含めみんなが被災者で、自分達の街を復興しようと精一杯やっているんだという思いを伝えてくれました。
また、仮設住宅地等の状況を見ると、小規模の集落では、隣近所のコミュニティが形成されていました。しかし、大規模な仮設住宅地では隣近所の顔も知らないこともあり、コミュニティづくり目的で設置されている談話室も使用せず、物が何も無い状況でした。日常から隣近所のコミュニケーションが大切な事だと感じさせられました。
これからも、被災地の皆様が早く日々の生活を取り戻せるよう支援協力していきたいと思います。復興へのかけはしになれるように。
w/p Okatsu