支援センターでは障がいのある方が地域での就労や就労訓練を受けること
を具体的にイメージできるよう、就労研修会を実施しています。
今回は笛吹市内に事業所がある『KEIPE笛吹』さんと『月のひかり』さんの2つの事業所を見学してきました。
KEIPEさんは製造拠点のオフィスと、5月にオープンした工場直売所と2カ所見てきました。
当日は当事者だけでなく、当事者家族や支援者など、20名以上の参加がありました。
まずはじめに見学に行ったのは『KEIPE笛吹』さんです。
KEIPEさんは就労支援事業所A型で笛吹市や甲府市で様々な事業を展開し、
メディアなどでも度々取り上げられ注目されている事業所です。
見学に行ったときはちょうどぶどうの出荷作業や段ボール折作業を中心にお仕事をされていました。
事業所には活気がありメンバーさんは活き活きと働いています。
その表情から自分の仕事に誇りをもち、自信に満ち溢れている、そんな印象を
受けました。スタッフさんはそんなメンバーさんの力を最大限に引き出せるようにサポートしています。
参加者は真剣に話を聞いていました
場所を製造オフィスから、5月にオープンしたばかりの石和温泉駅前の『nouto工場直売所』に移動し見学を続けます。
こちらでは出荷できない果物をドライフルーツや干し芋などに加工し販売したり、ジェラートを作って販売しています。
地域とともに、課題を可能性に変えるをコンセプトに事業を展開していると
言ったお話も聞くことができました。
働いているかっこいい姿を見てもらえるようにガラス張りに
なっているそうです。
質問や疑問にはひとつひとつ丁寧に答えてくださいました。
最後に大人気のジェラートを試食させて頂き、KEIPEさんの見学は終了です。
次の見学先は、石和温泉街にある8月に利用者さんの受け入れを開始したばかりの新しい就労支援事業所B型、『月のひかり』さんです。
高級老舗旅館『銘石の宿かげつ』内でのお仕事で、作業場は夜はラウンジとして使われている場所なので、静かで落ち着いた環境の中で自分のペースで作業ができるのが特徴です。
就労支援事業所を立ち上げた経緯やその想いを聞くことができました。
オープンしたばかりということもあり、実際に作業しているメンバーさんの姿をみることはできませんでしたが、スタッフさんが作業内容や館内の案内など丁寧に説明してくれました。
美しい庭園を見ながら館内を移動できるので心が癒されます。
落ち着ける休憩室や相談室が用意されています
今のところリネンの仕事(タオルを畳む作業)が中心ですが、これから清掃業務や庭の手入れ、調理場での作業や地域と連携しながら農業のお仕事を展開していく予定とお話がありました。
また、利用者さんの内面を大切にしようをコンセプトに、その人のペースで仕事ができるように配慮を心掛けています。
参加者のみなさんはそれぞれの事業所で気になった点を積極的に質問していて、お仕事に興味や関心を持った様子が伝わってきました。
同じように障がいをお持ちの方の働く姿を見たり、就労について話を聞いて「自分もチャレンジしてみたくなった」と意欲が沸いてきたようです。
就労研修会が終わり、すでにもう一度話を聞きに伺い、体験し利用に繋がった
参加者もいます。
この就労研修会をきっかけに、お仕事について考え、踏み出す一歩になることを願っています。
『KEIPE笛吹』さん、『月のひかり』さん、この度はお忙しい中、事業にご協力を頂き誠にありがとうございました。
支援センターふえふき









