5月26日に日本釣振興会の主催により、石和南小学校の4年生29名が、笛吹川でアユの稚魚の放流体験をおこないました。この活動は、地域の子どもたちに魚のことや水辺の環境の大切さを知ってもらうことを目的に開催されていて、今年で5回目になります。
最初に山下市長より、「笛吹市」という名前は笛吹川の川の名前をいただいていること、笛吹川は市の真ん中を通っていて果実を作るにも生活を営むにも昔から恩恵をいただいていることなどのお話がありました。
また、日本釣振興会山梨県支部長の雨宮さんからは、アユについての説明や笛吹川をはじめとする自然環境のお話、放流の説明などがあり、子ども達は真剣な表情で聞きいっていました。
説明を聞いた後、子ども達はアユの入ったバケツをひとつずつもらい、約4400匹の稚魚を放流しました。たくさんの数なので1回では終わらず、何度も土手を駆け上がっていました。
「放流前にアユに触ってみてもいいですよ。その時は、まず自分の手をバケツの中の水で冷やしてから優しく触ってくださいね。」
雨宮さんが説明してくださったとおりに、魚の命を感じながらそっと触ったり、「元気に大きく育ってね!」と優しい言葉をかけていました。放流した後も、元気に泳いでくれるか心配そうに見守っている表情が印象的でした。
日本釣振興会では、「豊かな水辺環境を次世代へ」というテーマを掲げ、稚魚の放流だけでなく、水辺の清掃活動や釣りのマナー教室など、SDGsに貢献する地域活動を行っているそうです。 私自身も放流を通して、魚や環境について考えるきっかけになりました。
つなげよう、つたえていこう、温かい心、いさわ
支え合う地域づくり 石和