山梨県障害者福祉協会が定期発行する「共生」に、ジチョーが書いた記事が掲載されました。
福祉協会は、障がい児者に対して様々なサービスを提供したり、権利擁護に関わる事業、社会参加に関わる事業、障がい福祉の資格制度に関わる事業などを行っており、県内の様々な障がい児者の団体が集まり運営する法人となっています。
以前にも、年に1回開催される「障がい者の主張大会」において、地域の防災訓練に障がい者が参加する試みについて依頼をうけ、発表させていただきました。
その際の発表がとても面白いということで、当日参加された方々の記事を中心にした特別号が企画。記事をジチョーが担うことになりました。
その特別号が届きました。是非ご覧ください。
「障がい者の主張」から、色々とお世話になっているのは、福祉協会の坂村さんです。
坂村さんは出来上がった「共生」をわざわざ持参していただきました。話によると、今回のこの特別号は欲しいというリクエストが多く、在庫はあまり残っていないようです。ありがたいです。
坂村さんとは、これを通じて色々な話をしました。ジチョーは40年も前に、障がい者の入所施設で働いていた経験があり、中には施設を出て生活したいという重度の障がい者も居ました。その方の自立を応援し、アパートにて独居生活を送ることが出来た方の話など。当時は重度の障がいの方が一人暮らしをするなどとても厳しく、現代の様に在宅サービスなど殆ど無いような状況だったのです。
確かに当事者がそれを望めば、職員は仕事として関わり最善を尽くします。でも、それは家族や周りの人と同じ思いでしょうか。職員は仕事の時間の中での関わりですが、家族は24時間ずっとです。考え方も視点も違って当然なのです。
当時はその自立の結果がどうなのか、そのためのリスクは、乗り越え方は等、分からないことだらけ。このような事を色々と話しながら、「共生」を受け取りました。
自立は当事者である障がい者が頑張れば良いものではないのです。「共生」のごとく、周りの方々とどうやって一緒に生きるか。皆さんがその共生意識を持って生きていけるかの投げかけのひとつであれば、有難いと思っています。
どうか手に取ってご覧ください。感想は障害者福祉協会の坂村さんまでお願いします。
ジチョーでした。