10/31(金) 一宮中学校の1年生68名を対象に、「高齢者体験」と「障がい者体験」
を実施しました。
今回の体験は、生徒たちにとって福祉にふれるきっかけとなり、興味を持った分野について自分で調べ学習を進めていく入口になることを目指しています。
◎高齢者体験
<体験内容>
・高齢者疑似体験セットを着用して廊下や階段を歩く
・手袋を着用し、財布から指定された金額の小銭を取り出す
・白内障ゴーグルを着用し、プリントの問題を解く
サポートをする子が階段の昇降の際、どこの位置に立っていると歩きやすいかを体験する子に確認していた姿が印象的でした
手袋をした状態で小さなポーチから指定された金額を取り出します。
お札で支払うことが増えて、お財布に小銭がたまりやすい理由を体験を通して理解していました
白内障ゴーグルを着けて、プリントの問題を解いています。
「全然読めない!」と顔を近づけて問題文を読んでいました
◎障がい者体験
<体験内容>
・白状体験
・ボッチャ体験
アイマスクで目隠しをした状態で、廊下・階段・図書室の中を歩く体験を行いました。
・行き→ペアの子の腕につかまって歩行
・帰り→白杖のみで歩行
「怖い!」という声が多く聞かれ、
目隠しをした状態での歩行に大きな不安を感じている様子が伝わってきました。
サポートをする人の支えや声かけがいかに重要かということを身をもって感じていました。


一宮町スポーツ推進委員会1名、地域ボランティアの方1名のあわせて2名の方に講師としてご協力いただきました。
講師の説明を受けながら、思い思いにボッチャを楽しむ姿が印象的でした
最後に、学年主任の先生から、「体験で終わらせるのではなく、相手にとってどのような支え方が良いのか、そして自分たちにできることは何かを考えていってください」
というお話をしていただきました。
今回は、さまざまな体験を通して、福祉を知る第一歩を踏み出しました。
これから福祉の学習を進めていくなかで、
私たちと一緒に「誰もが暮らしやすい地域づくり」を目指す若者が
育ってくれたら、とても嬉しく思います









