10月29日 10時より
埼玉県上尾市民生委員・児童委員の方々16名が見学にみえました。
始めに小尾局長が挨拶をさせていただき、依田課長が施設概要をお伝えしました。
ディサービスのフロアは感染症予防の観点から廊下からの見学とさせていただき、入浴施設もご利用者様の利用時間と重なり説明のみとさせていただきました。
障がい部門では、木村管理者が就労継続支援B型及び、生活介護の概要や実際に行っている作業内容についてお話させていただきました。
フロアの入口付近では、ぶどうの傘のクリーニング工程のひとつであるホチキス外しを行っていました。
地域の方からお預かりした傘についたホチキスをひとつひとつ外していきます。
何千枚という傘のホチキス外しはとても根気のいる作業です。
メンバーさんは、ホチキスの外し漏れが無いか、破れはないかを確認しながら作業を進めてくれています。
メンバーさんの丁寧な作業のおかげで殆どがリピーターの方です。 本当にありがたいことです。
フロア内では、お菓子の箱の仮折り(組み立てやすいように折り線をつけること)を行っていました。
仮折りは折る部分によって折り方や力の入れ具合いを変えなければならず、慣れるまで練習が必要です。
メンバーさんひとりひとりの得意な部分を分担して2名1組で仮折りを仕上げることもあります。
多くのメンバーさんの手を介してひとつの製品になっていきます。
毛糸の小物作りのブースでは、ポンポンをいくつも重ねて作るツリーを作っていました。
生活介護のメンバーさんが、キットに毛糸を巻いていき、就労Bのメンバーさんが見本を見ながら形を整えていきます。
巻く回数も毛糸によって決まっています。
そうすることで、メンバーさんも'どのくらい巻けばよいのか'などの不安もなくなり、どの方が巻いても同じクオリティーのポンポンを作ることができます。
'何回巻いているのですか? ''きれいに巻いていますね'などの声もきこえました。
質疑応答の時間では、複合型施設のメリット・デメリットは何かとの質問があがりました。
メリットとしては、ディサービスの介護以外の仕事(食洗やフロア清掃)を就労Bのメンバーさんが就労訓練として仕事をすることで、ディサービスの職員は介護に専念でき、障がい部門は就労訓練を行い工賃を得ることができること。また、夏祭りなど合同行事もあり、世代間の交流もできていることをお伝えしました。
デメリットとすると、認知症のディサービスの利用者様の大きな声に、聴覚過敏のある障がい部門のメンバーさんがその声に反応しパニックを起こしてしまったことがあったので、お互いに配慮が必要であることをお伝えしました。
感想として、就労B型の事業を知らなかったけれど、今回の見学で詳しく知ることができ、とても勉強になったとおっしゃってくださる方もいらしゃいました。
最後は授産品の販売会です
ポンポンツリーやジャムセットをたくさん購入していただきました
売り上げはメンバーさんの工賃になります
ありがとうございました
?後日、小杉会長様より心温まるお礼のお手紙をいただきました?
見学の時も説明をうなずきながら聞いて下さったり、メンバーさんへ質問をされていたり、とても熱心に見学なさっていました。このような感想をいただけると私たち職員にとってとても励みになります。本当にありがとうございました。








