5月15日は、笛吹市自立支援協議会の当事者家族部会に参加しました。毎月第3木曜の午前中に、市役所で行われています。
この部会には、地域で生活する障がい当事者さんとその家族、地域での支援者やサービス利用する方が集まり、「自分の事は自分で」をモットーに協議を重ねています。
今回の会議の目玉は、移動の支援。笛吹市のデマンド交通として、「のるーと笛吹」があり、地域に350か所以上もある停留所を繋げるように利用することが出来ます。市役所の担当者から直接手続きの事を聞いて、登録までの手順を確認しました。
移動の課題を抱える人の思いとして、今迄のような乗り合いバスでは停留所の数が少ないこと、身近な場所に停留所が無いこと、1日1本の運行だったりすること等で利用しやすい環境ではありません。また、タクシーでは利用料金が高く、ちょっとした買い物に利用することも難しいと言います。特に障がい児者、或いはその家族には更にハードルが高く、大勢との行動が出来ない等の理由で、利用できる交通機関が限られてしまう状況にあります。
それらの交通手段を整理し、市民なら誰でも手軽に利用できる笛吹デマンド交通として誕生したのが、「のるーと笛吹」です。
当事者家族部会では、今後の障がい児者の生活の発展を考え、「自分たちでも気軽に利用できる手段であって欲しい」ということから、勉強会を重ねています。
しかし、実際に利用されている方は少なく。障がい当事者にとって利用しやすいかどうかを協議するためにも、色々な人がまず利用して、その上で意見集約をしないと、便利な道具にはなりません。この勉強会も、昨年も実施しているにも関わらず。利用経験のある方は少ないのが現状です。
そこで、来月の当事者家族部会はのるーとを使って市役所まで来てみましょうということになりました。その上で皆さんと使い勝手を協議する予定となりました。
ジチョーは、残念ながら笛吹市在住ではありませんので、利用することが出来ません。でも、支援センターの利用者さんが乗る際に介助するということであれば、同乗も可能になります。
ということで、来月6月19日になりますが、支援センターふえふきを利用する障がい者と一緒に乗ってみたいという方がいらっしゃいましたら、チャレンジしていただきたいと思います。